第19回ショパン国際ピアノコンクール 予備予選を聴いて

 4年ぶりのショパンコンクールがついに始まりました。そして、予備予選の全演奏が終了しました。

 本来であれば5年ぶりになるはずでしたが、前大会がパンデミックにより1年延期となったことで、結果として、今大会開催までの期間が1年短縮されたわけです。

 前大会の終了後、「次回は4年後か~。その頃になっても配信観る時間取れてるといいなあ」と思っていました。

 

 限られた時間の中で、ということにはなってしまいますが、動向を追うくらいはできそうです。

 予備予選については、日本人出場者の皆様の演奏は大体聴くことができました(大体、なので聴き漏らしてしまった方もいます。もっと時間がほしい……!)。


 【予備予選で特に印象に残った方々】

  • 亀井聖矢さん

 高い技術を持ったうえで自分なりのショパンをこだわって模索、追求しているように思います。聴きごたえがありました。亀井さんが弾く他のショパンをもっと聴きたいです。

  • 京増修史さん

 音色の美しさとダイナミックな表現が共存した正統派な演奏でめちゃ好みです。前大会でも応援していましたが、完成度に磨きがかかったように感じます。

  • 中川優芽花さん

 美しさに思わずため息が出てしまいました。失礼ながらお名前をちらりと見たことがあるのみで演奏を聴いたことはなかったのですが(主にヨーロッパで活動されていたんですね)、一気にファンになってしまいました。

  • 島田隼さん

 表現豊かでありながらベースには端正さがあって、この方の演奏もまた夕影の好みに刺さりました。(※追記 島田隼さんのお名前を誤って記載していましたので修正しました。申し訳ありません!)


 海外(日本から見て)の方々の演奏も少しだけ聴けたのですが、前大会ファイナリストのHao Raoさんによる期待を裏切らない秀演や、Yanyan Baoさんの丁寧で、かつ自然な流れに乗った演奏が印象に残っています。


 結果は明日……。コンクールに参加すれば必ず結果が出るし、予備予選であれば「本大会に出場できる」「本大会に出場できない」の2つのグループにバッサリと分けられてしまうわけですが、真剣な演奏を聴かせていただいたすべての出場者の方々に感謝です。




 予備予選の結果が出ると同時に、予備予選免除で本大会出場の資格をすでに得ているピアニストも発表されると言われてますよね。なんだか緊張します……。

夕影巴絵

ゆうかげともえ、と読みます。

哀感パヴァーヌ

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