第18回ショパン国際ピアノコンクール 1次予選結果が出ていた

第18回ショパン国際ピアノコンクール1次予選結果が出ていました。

今回は日本勢と、その他予備予選で気になっていた海外勢を聴けました(最終日の深夜に出番があった京増さんだけまだ聴いていません)。
日本勢8人通過、おめでとうございます!

気品溢れる音の流れを作り出す沢田さん。
渾身の表現でじっくりと魅せる進藤さん。
凄まじい熱演で圧倒する反田さん。
安定した技術で楽しませてくれる角野さん。
誠実さに激しさや情熱も兼ね備えた牛田さん
端正な演奏ながらダイナミックな一面も見せてくれた古海さん。
静かな情熱を滲ませつつ凄みのある演奏の小林さん。
皆さん本当に素晴らしかったです。

爽やかに伸びる音のTalon Smithさん、アダルトな節回し(?)で我々を引き込むAlexander Gadjievさんも通過していましたね。


素晴らしい未知の演奏に沢山出会えるコンクールの中でも、特に私が好きになったのは、伊藤順一さんの演奏でした。温かくて自然体な、癒されるショパンでした。初めて聴く予備予選免除組を除けば、私が一次予選で演奏を聴けるのを一番楽しみにしていたのは伊藤さんです。
世の中には素敵なものが沢山ありますが、特別に個人の琴線に触れるもの、というのが別にあるものですよね(もちろん互いに排反でない)。そういうものの1つが、伊藤さんの演奏でした。
一次予選はミスタッチが響いてしまったのか次に進むことはできませんでしたが、変わらず心に届く演奏でした。素敵な演奏をありがとうございました。


一次予選が終わって一息つく間もなく、早速明日から2次予選が始まります。参加者の皆さんは大変だと思いますが、いい演奏ができますように。楽しみです。
夕影巴絵

ゆうかげともえ、と読みます。

哀感パヴァーヌ

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