読書感想メモ『血か、死か、無か? Is It Blood ,Death or Null?』森博嗣
※百年シリーズのネタバレになるかもしれません
百年シリーズには思い入れがあります。そんな私にとって最もショッキングな作品でした。
ミチルとロイディを知っている読者は、ハギリ博士とウグイが議論しているシーンでは「うう、惜しいっ」「そうじゃなくて……!」ともどかしさに身悶えしてしまいました。
メグツシュカ=真賀田四季と公式に断言されてスッキリしました。『迷宮百年の睡魔』でのミチルたちへの愛情に合点が行きます。
そうそう、マイカ・ジュクが最後に『スリラ』と言った時は「マイケル・ジャクソンのスリラー? ん? そんなわけ……」と脳内が疑問符でいっぱいになりましたが、マイカ・ジュクのモデルって……? そういえば、『百年』の方でも、ミュージシャンだと明かされていましたね。今更つながりました。ジュラ王子が死ななくて良かった。
『悪魔妃』というワードセンスには少し笑ってしまいました。『血か死か無か』を逆にすると『悪魔妃』だなんて、「もう、森先生ったら……」と思わずにっこり。可笑しい。
キガタ・サリノが初登場した際にはkigatasarinoを入れ替えたらなんとかmagatasikiにならないか試みたりしていた私です。「m」がないけれど、「r」と「n」を並べたら「m」になるな……とか。そして、今になって気が付きました。これ、magatasikiじゃなくて、magatakisioですね。真賀田其志雄。
ハギリ×ウグイのコンビはもう尊すぎますね。
キガタは……うん、がんばれ……!(´;ω;`)
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