読書感想メモ2023.1、2023.2まとめ

あけましておめでとうございます。一月中は試験勉強で忙しいはずなので、あまり読めない気がします。残念。


『人間のように泣いたのか?』森博嗣

感想


2月になりました。



『蜜蜂と遠雷』恩田陸

コンクールに関わる沢山の登場人物の視点から書かれた群像劇。音楽そのものについては勿論、コンクールを聴く意味についても考えました。とても清々しい読了感! 各人物が十分に掘り下げられるため、コロコロ変わる視点にスッと入り込むことができ、雅美が明石に対して感じる淋しさのような、物語の核ではない仄かな感情にも惹かれました。ピアニストやコンクールの「あるある」のようなもの(たとえば、ピアノが上手い子は勉強もできがちで、特に理科系が得意がち等(笑))に、「あるある!」と思いながら読むのも楽しかったです。

コンクールの結果は水物だし、審査員の判断が絶対ではない……ということも心に留めておきたい。作中では審査員の耳はやはり確かだった、という描写があるけれど、「なぜこの人が残って、あの人が落とされたのか?」と後世まで疑問に思われるケースもあるかと思います。


『それでもデミアンは一人なのか?』森博嗣

感想

夕影巴絵

ゆうかげともえ、と読みます。

哀感パヴァーヌ

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